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更新日:2017327

横須賀市エンディングプラン・サポート事業

地域 神奈川県横須賀市
実施主催 横須賀市
分野 定住促進/安心・安全なまちづくり/コミュニティ/優良地域活性化施策

概要

 全国で引き取り手のない遺骨が増え続ける中、一人暮らしで身寄りがなく生活にゆとりのない高齢市民を対象に、市が葬儀社との生前契約(予納)を見守り、独居者の生前意思を官民連携で実現する事業を開始。登録者の中で既に亡くなった方の希望が実現できたほか、無縁遺骨の削減を果たし、全国各地から視察が相次いでいる。

内容

【取組に至る背景・目的】
 横須賀市では、ここ10年の間に無縁遺骨が増えた。多くが住民登録のある一般市民で、預貯金も引き出す親族が出ない。市は公費で火葬を行い、無縁納骨堂に納めてきた。「自分の最後の預金で無縁“仏”にして欲しい。」という遺書の発見もあって、“今の状態は御供養と言えるのか?”“独居で身寄りのない市民の生前意思を聞くべきだ”と言う機運が広がり、職員政策提案の結果、3年の歳月を経て実現された。

【取組の具体的内容】
 対象は“ひとり暮らしで頼れる身寄りがなく生活にゆとりのない高齢市民”だが、“癌の余命宣告を受けた者”“重度の知的障害者の親”“生涯未婚で子がない夫婦や兄弟姉妹”等にも柔軟に対応。本人は協力葬儀社リストから任意に契約先を選び、葬儀、納骨先と方法、宗教や寺社の希望を伝え生前契約し予納する。生前は市と葬儀社が連携して訪問し孤独死を防止し、介護状態の発見に努め、死後は葬儀等を見届ける。
 “リビングウィルも葬儀社と連携保管”、“要件を超える者は弁護士会に繋ぐ”等、様々な官民連携によって、最少の予算で効果を上げる点がポイント。

【施策の開始前に想定した効果、数値目標など】
 市内の無縁骨はH15年度16柱だったが、H26年度には60柱に増加。
 無縁骨を減らすことこそ“生前意思を聞き尊厳を守ること”であり、一義的目標である。また事業のポイントとなる官民連携による地域づくりが、大目標である。
 
【現在までの実績・成果】
 H27年度途中の開始だが、無縁骨は34柱に減り、葬祭費も約1,200万円(26年度)から、約700万円(27年度)に激減。登録者のうち既に2名が死亡し「亡夫の骨と一緒に」などの希望も実現した。協力寺社も増え地域づくりを実感している。

【導入・実施にあたり工夫した点や苦労した点とその対処法・解決策など】
 リビングウィルは葬儀社も保管。市の弱点がカバーされ、夜間対応も可能になった。
 大・小の登録カードを所持により、緊急時の連絡が市に入りやすいように工夫。
 カード不携帯の際、本人が緊急入院した場合に備え、病院からの医療費問合せが、市役所で最初に入る当課(生活保護・生活困窮)が事業を担当することとした。
 万一、葬儀社倒産の際は、債権回収ができぬまま死亡しても、最低額内の契約なら、墓地埋葬法や生活保護法で火葬する義務が自治体にあるため、当事者の生前意思実現には問題ない。家財処分は、民間の少額短期損害保険などと連携。
 民業圧迫回避のため、年齢や墓じまいの必要性に応じた収入・資産限度を基準化。これを超える相談も、弁護士会に繋ぐなど、官民連携の地域づくりを目指している。

【今後の課題と展開】
 独居高齢者は情報難民であり周知が最大の課題。ミニ集会を繰り返す等、口コミ流布を展開中。大学の献体事業と連携、困難とされる独居者の献体希望実現を検討中。

【事業期間】
平成27年度から

【事業予算】
総事業費:22千円(H27) (H27決算額:7千円)
財源内訳:全額市費  

【団体情報】
人 口:406,686人
標準財政規模:82,014百万円
担当部課名:福祉部 生活福祉課 自立支援担当

出典

リンク(URL)等

http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/3040/nagekomi/20150619.html

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リノベーション情報

問合せ先

神奈川県横須賀市 福祉部生活福祉課 自立支援担当 北見、蛭田  
住所:〒238-8550 神奈川県横須賀市小川町11
電話:046-822-8070